続・発注ミスって倉庫が伊右衛門で埋まった話。

こんにちは

昨日シーシャ屋さんに行き、ブログを更新しようと矢先

想像していたより美味しいシーシャが出て来て

「美味しい!美味しい!」って言ってたら1時間が経っており

更新出来なかった筆者です。

 

本日は前回の記事を読んでくれた方からSNS

「方法は?」

ってコメント頂いたので

伊右衛門を売り切った話を書こうと思います。

 

ブログにコメント貰えると嬉しいなぁと思いながらも

読んでくれている方がいるとわかるのは嬉しい限りですね♪

 

前回の記事はこちらです

 

nemu-r.hatenablog.com

 

 

さて、倉庫いっぱいに伊右衛門が届きました。

格納終わったのが明け方5時過ぎ。

格納が終わっても終わりじゃない。今度はこれを売らなければなりません。

 

行った工夫は大きく分けて2つです。

 

・売り場での工夫

・売り場外での工夫

 

値引き、返品が出来ないため、顧客に価格以外の買う動機を与えなければいけません。

 

売り場での工夫

まずはお客様の目に入らなくてはどんなに良い商品も売れません。

レジ横のスペースに4段平積みにして目立つポップを張り、

本来の売り場では、類似商品の展開を縮め、一段全てを伊右衛門にしました。

レジに来ようもんなら伊右衛門、お茶を選ぼうもんなら伊右衛門

とにかく伊右衛門を見てもらう工夫を徹底。

 

そしてなぜか350mlもあったんですね。悲しいかな。

これはおにぎり売り場の両サイドに置く事で販売を促しました。

 

みなさんこんな経験ありませんか?

「あっ!お茶買うの忘れた!!」

ご安心ください。すぐ目の前にありますよ。大量に。

 

 

売り場外での工夫

当時のコンビニエンスストアというのは配達という概念がありませんでした。

今程多店舗展開されておらず、店を空けているだけで客が来た時代です。

 

しかし、それだけでは一度に大量に販売する事が出来ない。

そこで、まずは協力してくれそうな、当時の学校、母校、知り合いの会社に事情を説明し、また、近所の高校にもお話をさせてもらいました。

 

もちろんただ買ってくれ。頼む。というだけでは近くで買った方が運ばなくて済むし

言ってしまえばスーパーで買った方が安いです。

そこで私は、買ってもらえたら必要なその場までもって行くという条件を付けました。

 

割とこっちの方が順調で、8ケースくらい買ってもらった記憶があります。

 

聞けば会議や来客用に結構お茶を使うようでした。

 

 

マーケティングっぽく置き換えると??

 

当時私はまだ高校生で、学もなく、ただ店長に「考えろ」と言われ考えたのが上記の方法でした。

 

大学でマーケティングを学び、合致している部分がある気がしたので自分なりに考えてみました。

 

  1. 大量展開、置き場

    とにかく目に入る。(広告もそうですが、目に入って初めて効力を発揮します。)

    手に取りやすい。(売り場に戻る手間がない)

    目に見える形での購買者の増加。(周囲が購入しているから優れているだろうという判断を促す。)

  2. 運搬コスト
    物を買う場合にもコストがあります。
    もちろん対価としてお金を支払っている金銭としてのコストは目に見えてわかりやすいです。
    しかし、目に見えづらい部分にも運搬や保管、手間等隠れたコストがあります。

    今回の伊右衛門の件では運搬コストが大きく、相手にメリットを与える事が出来たように思います。
    当時はネット注文も今に比べ発達していませんでした。
    ネットで頼んでも2、3日程到着までにかかるような感覚です。

    そんななか、事務所まで時間通りに持って来てもらえるならば定価で買ってもいい。
    という需要が発掘出来たように思います。

    本来ならば、自力でスーパー等に買い出しに行き、箱から出された状態の商品を袋に詰めて持って帰らなければなりません。

    この運搬に架かる手間(=運搬コスト)をこちらで肩代わりしたため、大量に買ってもらえたと、大学で気付きました。

 

今回の記事は私のミスから自分自身の経験となった話ですが、

物を売る、周りに知ってもらうという点では何か行かせる物があるように思います。

 

どんなに優れた商品も、どんなに優れたサービズも
顧客に届かなければ意味が無いのだなぁと再確認した出来事でした。